◆さとやま低山あるき◆

◆目配山(405m)*朝倉郡筑前町*福岡県 
 
                             〜神功皇后伝説の山〜


めくばりやま

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公園のように広い目配山の山頂です。

山頂の一角には 神功皇后腰掛ノ石が
あります。

低山ながら山頂からは素晴らしい眺め
です。

弥永にある大己貴(おおなむち)神社で
す。

新しく完成したゴミ処理センターの奥に
栗田・釜寺登山口があります。

朝倉郡筑前町三輪地区の北方に聳える目配山は近年 三輪
地区のシンボルとして親しまれている山です。しかし以前は地
元の人達の一部にしか知られていない不遇な山でした。

私が最初に目配山に登ったのは、1981年3月頃だったと思い
ます。当時は登山対象の山ではなく、どのピークが目配山なの
かも分からない程度でしたが、山名だけは神功皇后伝説の地
として知っていました。ある日、その頃 親しくしていた友人の
M君と2人で、前々から関心があった鳥屋山(甘木市佐田)と
目配山に登ることになりました。

鳥屋山については いくらかの資料もあり割りにスンナリと登る
ことができましたが、目配山に関しては何も分かりません。そこ
で国土地理院発行の2万5千分の1地図を頼りに、山頂付近
まで延びている林道を見つけ、目指すことにしました。

まだ三輪〜夜須間のバイパスがなかった頃だったので旧道
から栗田の松峡(まつお)八幡宮前を通り、車で林道を行ける
所まで登り詰めました。林道終点に着くと 周りはまだ植林して
あまり年数の経っていない山肌の見える明るい森でした。
下から見上げると稜線へと登っていく山道がハッキリと見えま
す。育ち始めた苗木たちはまだまだ幼い感じです。登る距離
が短かったので、以外に簡単に目配山の山頂に立つことがで
きました。予想もしていなかった山頂の大展望にとても感激し
たことを覚えています。

神功皇后に関係する伝説地は福岡県下には数多くあります。
その昔、白山(古処山)や荷持田村(野鳥村)を本拠に この
辺り一帯を荒らしまわっていた羽白熊鷲を退治するために
討伐軍を進めて来られた神功皇后がこの山に登り、敵の形
勢を見渡されたそうで、これが目配山の山名の由来とされて
います。目配山の山頂には現在、【神功皇后腰掛ノ石】があ
ります。伝説の地にふさわしいように いつの頃からか設置し
てあるものと思います。

その後、皇后軍は無事に熊鷲らを討ち滅ぼし「熊鷲を取り得
て、我が心安し」と皇后が安堵されたので その言葉に因んで
【安し⇒夜須】と言う地名ができたと言うことです。

さて目配山へは もうひとつ、山麓の弥永(いやなが)地区から
登ってくる山道があります。現在ではこのコースがメインルート
となっていますが、この登山道があることを私が知ったのは
1994年頃でした。知人のBZBさんが山頂で会った地元の愛
好家から聞いて実際に登ってみてから教えてくださいました。
当時はまだガイドブックにも載ったことがなく、あまり一般の人
には知られていませんでした。

弥永登山口の近くには日本最古の神社と言われる大己貴(お
おなむち)神社があります。ここも神功皇后ゆかりの神社です。
地元では通称、おんが様と呼ばれて親しまれています。
ここから弥永コースを辿ります。神社前の公園に車を止め、
反対側の 神社と民家の間にある真っ直ぐな車道を山裾の方
へと歩きます。やがて目配山登山口に着き、薄暗い森の中
へと入っていきます。約15分程登った地点で左手から栗田・
釜寺の新コースと合流します。あとは緩やかな心地よい登り
をのんびりと歩き、最後の急坂をひと頑張りで広々とした山頂
に着きます。

*新コース*栗田・釜寺コースですが・・・・・
三輪〜夜須間のバイパス(県道77号筑紫野三輪線)沿いの
栗田地区釜寺に平成14年後半に完成したゴミ処理センター
〔廃棄物再生処理センター/サン・ポート〕の最奥部に新登山
口ができています。

ゴミ処理センター入口近くの夜須町側に もう一ヵ所バイパス
からの降り口があり、目配山登山口を示す小さな標識が立て
られています。降りると直ぐに広場がありますが、そのまま止
まらずに登り気味の舗装道路を真っ直ぐに進んで行きます。
突き当たった辺りに広い所があり、この付近に車を止めると
良いでしょう。

ゴミ処理センターの外側に沿った舗装道路は、ここから右折
して展望台(小鷹山)登山口を経てグルリと外周してバイパス
に戻っていますが、この駐車ポイントから更に道標に導かれ
て奥に進んで行く道があって、その先が釜寺登山口になり
ます。新設された登山道は以前からあった山道を利用して
拓かれた感じで、最後はロープ伝いに やや強引に弥永コー
スと合流します。登山口から弥永コースとの合流地点までは
約10〜15分ぐらいです。

最近は目配山も山のガイドブックに登場するようになり、夏場
以外は低山ハイク愛好家でにぎわっています。今までは山
頂から栗田側に下ると帰りのバイパス歩きが長くてしんどかっ
たのですが、栗田・釜寺登山口を利用すれば、かなり距離も
短縮され楽に周遊できるようになりました。

神功皇后の伝説の地を のんびりと歩いてみませんか。

釜寺登山口からのコースは、平成16年の台風で大きな被
害を受けています。特に登山口に近い部分の倒木がひどくて
通行の妨げになっています。通行できない事はありませんが、

快適な登山をお望みであれば、近くにある展望台(小鷹山)
登山口
を利用された方が良いと思います。

山頂はのんびりとしたくなる所です。
この腰掛ノ石はいつ頃からあるのでしょうか。
ここから神功皇后も眺めたのでしょうか。
栗田・釜寺登山口です。

*松峡(まつお)八幡宮・・・
神功皇后は羽白熊鷲を討伐するため
に軍を進め、松峡宮に大本営をおい
た。地元では、松峡八幡宮(栗田)の
上宮がある所が、その跡だと言い伝
えられている。皇后はここから背後に
ある目配山に登ったのであろうか。

*山名の由来/異説・・・
分水嶺となっているこの山は最初は
「水を配る山」、水配り山と呼ばれて
いたが、いつの頃からか【目配山】
と呼ばれるようになったと言う。

地元では通称 おんが様と呼ばれています。