2004年(平成16年) 9月26日(日)〜28日(火)  

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近況報告


金井山(クムジョンサン)  姑堂峰(801,5m)   ★ その A

参加者・・・ オーさん、 あまぎのふっくん、その他

◆ 持参したカメラ・・・ ペンタックスMZ-3、 デジカメ           

韓国・釜山低山ハイク

◆ コース・・・【26日】 自宅 ⇒ 博多港 ⇒ 釜山港 ⇒ ホテル〔泊〕
        【27日】 ホテル7:00 ⇒ 梵魚寺8:40〜北門〜山頂・姑堂峰10:40/10:55〜北門11:30〔昼食〕11:58〜
          〜(展望岩へ往復)〜梵魚寺13:20⇒ 東菜温泉〔入湯〕 ⇒ (ショッピング) ⇒ 釜山港 ⇒ 〔船中泊〕
         【28日】 ⇒ 博多港 ⇒ 自宅10:30着

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 【9月 27日】
異国の地、釜山での蒸し暑い夜が明けました。
午前7時、ホテル前に集合し、近所の飯店で朝食を取りました。
この頃から雨がポツリポツリと降り出し、イヤな感じです。空も
どんよりと曇っています。「まさか!」と思いましたが、予感は的
中しました。登山口に向う貸切バスの窓ガラスが次第に雨粒で
濡れていきます。ワイパーが忙しく動くようになりました。

登山口がある【梵魚寺(ポモサ)に着き、貸切バスを降りる頃
には、雨は本降りになっていました。「あ〜あ、最悪・・」。他の
参加者達はほとんどが雨具を装着し、傘まで差していました。
私達は、どうせ登る時には汗でベトベトになるのだからと、傘一
本だけ差して登る事にしました。ザックカバーも持って来ていな
いのに、いい加減なものです。・・・雨に濡れた参道を歩き、目
の前に色彩豊かな大きな寺院が現れてくると、自分が今、韓
国の地にいるのだな〜という実感が湧いて来ました。梵魚寺は
朝鮮王朝建築の見事な寺院でした。

梵魚寺は678年に創建された禅宗の総本山で、1592年、豊臣
秀吉の朝鮮出兵(文禄の役=壬辰の乱)の時に焼失してしま
い、1614年に大雄殿などが再建されたそうです。日本人である
私達には、ちょっと耳に痛い話ですね。
雨に煙る梵魚寺の奥を抜けて登山口に着くと、適当に散
らばり柔軟体操をしました。この日 合流した日本人の山
岳ガイドを先頭にいよいよ出発です。観光カメラマンのキ
ムさんは同行され、女性ガイドのジンさんはパス、最後尾
はツアーの添乗員が務めました。後で気づいたのですが
参加者の中で2名の方が体調不良のためにホテルで待
機されていたそうです。総勢16名の日本人登山隊となり
ました。

登山道は日本庭園の中を歩いているようでした。大きな
石がゴロゴロ転がっています。日本のように杉やヒノキの
植林がされておらず、自然林の涼やかな森が広がってい
ました。久しぶりの団体登山です。歩く事より、おしゃべり
が忙しい人達もいて、のんびりと歩きました。相変わらず
雨は降り続いています。私は首から下げたカメラが濡れ
るのが気になっていました。やがて、林を抜けると稜線上
にある北門が薄っすらと見えてきました。

北門に着きました。稜線上は広い台地になっているよう
です。近くには、避難小屋、トイレ、水場、売店(露天)な
どがありました。短めのトイレ休憩の後、少しはリフレッシ
ュした気分で山頂に向かいました。緩やかな稜線を登っ
ていくと突然、雲の中から巨大な岩の塊のようなピーク
が現れてきました。クムジョンサンの山頂部は岩峰にな
っていました。雨に濡れた岩肌は滑りやすいので皆さん
慎重に登ります。当然、渋滞気味になり、地元の慣れた
ハイカー達には迷惑をかけました。

金井山(クムジョンサン)の最高峰、姑堂峰(ゴダンボン)
に午前10時40分に到着しました。雨は止んで小康状態
になっています。そんなに広くない山頂で皆で達成感を
味わいました。お天気が良いと360度の大パノラマが広
がっているそうですが、今日は雲の中で何も見えませ
ん。「ここから釜山全域を見下ろしたかったな〜」。本来
はここでお弁当を食べる予定だったそうですが、山岳ガ
イドの判断で急きょ北門付近まで下りる事になりました。
残念ですが、こんな悪条件では仕方がありません。山頂
付近には迂回路があったので登ってくる人達に迷惑を
かけないように下りました。

北門までの半分ぐらい下りた頃でしょうか、急に雨雲が
取れてきました。林の切れ間から見下ろすと、北門やそ
の周辺の景色が見えてきました。今まで白黒の世界だ
ったのが、パッと天然色の別世界になったようです。も
しやと思い振り返って見ると、何と山頂の岩峰もはっきり
と見えているではありませんか!あの時、山頂で昼食
タイムになっていれば今頃は展望も良かった筈なので
す。北門付近で弁当を食べながら、仰ぎ見る山頂は絵
ハガキのようにキレイでした。ますますお天気は回復し、
すっきりとした青空になっていました。

北門付近には売店があり、オーさんは早速、缶ビール
を買って来られました。今回のツアーで偶然に一緒にな
った昔の知人がいて、その方が売店から長〜い竹串に
刺さったおでんを買ってきてくれました。薄味でなかな
か美味しかったです。(一本、50ウォン) 近くには人馴れ
している大きな朝鮮犬が2匹いました。私達、日本人隊
に愛想良くまとわり着いてくるので弱っていると、地元の
ハイカー達は愉快そうに見守りながらも犬に注意してく
れました。

山頂からの眺めを満喫できずガッカリしている私達を見て、山岳ガイドのAさんが急きょ近くの展望岩
までピストンしようと言ってくれました。山頂ほどの大パノラマは期待できませんが、それでもかなり眺
めがいいようです。私達は昼食タイムを早めに切り上げて、山頂とは反対側にある展望岩に向かいま
した。この道は金井山城の城壁に沿って延々と続く縦走路で、地元の多くのハイカーに愛されている
そうです。展望岩から、さらに続いている城壁を見て、いつかは縦走してみたいと思いました。それに
してもいい眺めです。正面に姑堂峰が一際高く聳えていました。釜山まで来た甲斐がありました。

私達の登山に同行された観光カメラマンのキムさんは、山岳ガイド補佐のような役割をしながらツア
ー客のベストショットを撮影されていました。少し興味があったので使用されているカメラを覗いてみ
ましたが、ニコンの古いマニュアルカメラでした。よくは見ていないので機種は分かりませんが、シン
プルなカメラです。韓国でも日本製のカメラは信頼があるようですね。少し嬉しくなりました。でも、こ
んな雨降りに大事なカメラを使わないといけないなんて、仕事とは言えメンテナンスが大変だろうな
と思います。自分のカメラ撮影で生計を立てる・・・少し憧れました。

展望岩での楽しいひと時が過ぎ、北門まで戻るとデポしておいたザックを背負い下山開始です。
「アンニョンハセヨ!」次々に地元のハイカー達が登ってきます。覚えている数少ない韓国語で人々
に挨拶しました。紅葉の頃はキレイになりそうな樹林帯でした。きっとまた訪れたいと思いました。

下山後に立ち寄った【韓国最古の温泉、東莱温泉(トンネオンチョン)】では韓国の盆休みに入るた
めか、ものすごい大混雑でした。いつもは登山後の入湯タイムは最高の楽しみなのですが、今日に
限って言えば全く居心地の悪い時間でした。温泉とは思えないような立派な施設に体育館並みの
巨大な大浴場があり、男湯だけでも何百人いや千人以上かもしれない入湯客がいました。勿論、ほ
とんど全部が韓国人なのです。圧巻でした。のんびりとイヤされるどころか、窮屈で堪らない気分に
なりました。勇気を出して、やっと湯舟のすき間に浸かりましたが、もうこのような条件なら、2度と入
りたくないと思いました。

その後は免税店やお土産店でショッピングをして午後7時までにはフェリーに乗船しました。実際の
出港は夜遅くなのですが、税関が早く閉まるので仕方がありませんでした。帰りのフェリーはほとん
ど揺れなかったので、ゆっくりと快適に眠る事ができました。フェリーの旅もグッドですね!

 【9月 28日】
早朝、博多港に着きましたが、こちらも税関が開く午前8時までは下船できず、フェリー内で待機さ
せられました。フェリー内にある大浴場で、ガラガラに空いている湯舟に浸かり、昨日の温泉では
味わえなかったイヤされたひと時を過ごしました。朝風呂は最高の気分でした。

初めて韓国に行って・・・海を挟んだ向こうには、ほとんど同じような顔をした人達が生活する全く別
の文化社会が広がっていました。不思議な気持ちでした。・・・過去の不幸な歴史を見つめ反省して
、もっと友好を深めて両国の人達が気軽に仲良く付き合えるような関係になったらいいなと思いま
した。・・・お目当ての冬ソナみやげも買って来たし、満ち足りた気分で家路に着きました。

ごだんぼん

梵魚寺(ポモサ)の前で貸切バスを降りる

梵魚寺(ポモサ)の参道を登る

雨に濡れたお寺の石段を登っていく

お寺の中を通り抜けて登山口に向う

現地ガイド、山岳ガイド、ツアー添乗員による三者会談

金井山登山口にある案内板

日本庭園の中を登っているような気分だった

山火事に備えて水入りタンクがたくさん置いてある

石段のような登りが続く

ようやく稜線上にある北門に着いた

北門を出発、山頂を目指す

山頂は岩峰になっている

山頂直下は雨に濡れているので慎重に!

岩に刻まれた、姑堂峰(ゴダンボン)の山頂標識

残念!山頂は雲の中だった

下っていく途中、急に雲が取れてきた

飯店での朝食風景

北門付近に【井心洗】という水場がある

北門から山頂の姑堂峰を望む

展望岩からの眺め

延々と続く城壁に沿った縦走路

北門付近にある売店

金井山城(クムジョンサンソン)の北門

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